2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

人はなにを学ぶのか

やりたいようにやれる立場にいても、やりたいようにやる、というのが、なかなか難しい。何をどのようにやりたいのか、自分でもよくわからない。 自分のやりたいことは、とても漠然としている。何が欲しいとか、誰に認められたいとか、そういう類のことではな…

就職のミスマッチ!?

一昨日の新聞で、「就職のミスマッチを減らせ!!」と、大学が独自に卒業生の早期退職を防止するため行っている工夫のことが紹介されていた。 記事によると、入社3年以内に退職する大学新卒者は35.7%(2003年卒)で、一年以内に退職する人も、ずっ…

世の中の価値観って?

昨夜会った人に、「風の旅人」のように文字がいっぱいの雑誌って、売れるんですか?と言われた。「風の旅人」は、150ページのうち、写真が90ページほどで、通常の雑誌よりも写真が多い筈なのだが、文字が多い雑誌と受け止める人もいるようだ。 また、文…

「風の旅人」編集部 社員・アルバイト募集

このページの情報は、常時、修正を行っております。 *下記の内容は、「風の旅人」第30号(2008年2月1日発行)誌面での人材募集告知に合わせて、2/5に内容を更新しています。 「風の旅人」は、第31号(2008年4月1日発行)から、新たな企…

ボクシングと、宗教団体のこと。

昨日、編集部のビルのベランダの向かいにあるオフィスのテレビの前に人が集まっていた。なんだろうと思って目を凝らすと、亀田選手の父親の顔が大きく写っていたので、どやら謝罪会見のようだ。そして今朝、新聞の第一面と社会面とスポーツ面に写真付きで昨…

視覚と身体と写真

とある写真展で、写真家と思想家のトークがあった。 この写真家の撮影スタンスは、「できるだけ実際の目に見えるように、プリントの上に風景を再現すること」だと言う。極力、自分の気配を消し、自分の思い入れや意識を入れずに、自然体で・・・。 その写真…

でもまあ、しかたない (現成公案)

昨日、私が書いたエントリーの道元への言及の部分について、 「道元の和歌は「現成公案」と読み取るべきでしょう。御一考を。」という御指摘をいただいた。 率直に述べさせていただくと、道元が生きていたら、こういう言葉に触れた瞬間、「何もわかっちゃあ…

さびしさが、うまみになる表現

大阪のシンポジウムの後、京都に滞在した。 10月の連休のため、京都駅前や市内は観光客でいっぱいだったが、私が訪れた洛北あたりは観光客も少なく、落ち着いた空気が漂っていた。 比叡山に登ることが目的だったのだが、叡山鉄道で乗る電車を間違えてしま…

いのちを見つめて

先週末から関西へ行く。大阪芸大で開催された日本写真芸術学会主催のシンポジウムにおいて、写真家の野町和嘉さん→http://www.nomachi.com/と小林正典さん→http://www.kmopa.com/kobayashi/kobayashi.htmと、三人で鼎談を行った。 野町さんは、イスラム、チ…

有即無

「風の旅人」第28号、”FINE EXISTENCE 有即無 ”が、そろそろ書店に並び始めました。 http://www.kazetabi.com/ 「富士山」であれ、「東京」であれ、同じ「単語」を聞いても、人それぞれの記憶によって、思い浮かべる光景は異なります。どんな…

しみじみとうまく、しみじみとさみしい

「しみじみとうまいことと、しみじみとさみしいことは、なにかどこかでとても低通している。」 と、昨日、田口ランディさんが自分の日記に書いているのを見て、まさに自分もそう感じていたところなので、驚いた。面白いもので、以前にも何度かそういうシンク…