2012-05-07から1日間の記事一覧

能登という折り返しポイント

連休のはじめ、能登に行った。能登は、私が20歳の時に、大学を辞めて、海外放浪をしようと決心した場所。 そして、風の旅人の創刊の時、日本海から吹き寄せる強烈な風と雪のなか、上大沢の間垣の村を取材した。 私にとって能登は、最果てのイメージがある…

戦後日本にも、こういう世界が残されていた。

一昨日訪れた能登で漁師の逞しさに触れて思い出したのが、この小関与四郎さんの九十九里浜の写真。小関さん自身も豪快な人だが、彼は、30年以上にわたって九十九里だけを撮り続けている。この写真は、戦後のものであり、ほんの30年ほど遡ると、日本には…

戦後日本の象徴的な写真〜森永純のドブ川

風の旅人 第34号で紹介した森永純さんのドブ川の写真。1964年の東京オリンピックは、高度経済成長の中で、日本が先進国に肩を並べるまでに発展してきたことを象徴するできごとだった。同時に新幹線が開業。首都圏は建設ラッシュにわき、首都高が張り巡…