2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

健やかさと、老いることの意味

(撮影/山下大明)「森の中で世代をひとつの身に纏う杉を見ていると、老いることの意味やその大切さに気づかされる。森の中で倒れ朽ちていく倒木の上に育つ樹々が、なんと多いことか。森は、朽ちていった樹々の上に成り立っているといえる。」 山下 大明(写…

自分達が暮らしている場所、そして子供達に対する責任って?

健やかさということの本質を、真剣に考えなければと思う。 あっという間に、この国の情勢がきな臭くなってきた。 憲法改正の動き、大多数の国会議員の靖国参拝、核の不使用共同声明への署名拒否、何よりも、そうした動きに対して、「当たり前だろ、嫌ならこ…

咲いて、枯れて散る自然

この写真は、風の旅人の次号(www.kazetabi.jp)で紹介する丸山健二さんが撮った写真。小説家の丸山健二さんは、作庭でも(庭師の間では)有名だが、自分で20年かけて作りあげている庭の花々の最も美しい瞬間の写真を撮り続けている。その花々は、主に野生…

子供と大人のあいだ

この写真は、風の旅人の次号(www.kazetabi.jp)で紹介する斉藤亮一さんの写真。 私の息子は二人いて、長男は今年高校に入学。次男は小学校六年生。長男も次男も小学生時代は野球一色。年中、土日は朝から晩まで練習。平日も朝練。休日、家族で旅行に行くなん…

日本という国に対するリアリティ

この写真は、風の旅人の次号(www.kazetabi.jp)で紹介する広川泰士さんの写真。富山県の南砺というところ。合掌造り集落があり、衣食住に伝統的な暮らしが息づいている、とっても素晴らしい場所。 現在、東京の人口は1321万人。そして、全国第2位の神奈…

サバイバルを生きる。

この写真は、風の旅人の次号(http://www.kazetabi.jp/)で紹介する前川貴行さんの写真。ニホンイノシシは、多いときで8〜10頭ほど出産するらしい。母親の機嫌次第で授乳はすぐに打ち切られてしまうため、子供達は、必死に乳首に食らいつく。しかし、1…

誰もお膳立てをしてくれない・・・。

この写真は、風の旅人の第46号で紹介する関野吉晴さんの写真。アマゾンに暮らすマチゲンガ族の子供。マチゲンガの子供は8歳になると、自分の炉を持つのだそうだ。今回の関野さんのマチゲンガの子供についてのルポはとても面白いし、感心させられる。大人…

暮らしの美しさは、何処に・・・

この写真は、次号で紹介する広川泰士さんの写真。富山県の南砺というところ。合掌造り集落があり、衣食住に伝統的な暮らしが息づいている、とっても素晴らしい場所。雪が深くて大変なところだけれど、一つの空間として、存在自体が美しい。 現在の日本は、…

人工環境の中の野生

この写真は、小説家の丸山健二さんが、自宅の庭の写真を撮ったもの。このたび、次号のロングインタビューのため、信濃大町の丸山さんの自宅に行った。丸山さんは、20年近く、小説を書くのと同じ情熱を庭作りに注ぎ込んでいて、素晴らしい庭をつくりあげて…

コドモノクニ〜来し方 行く末〜の表紙

風の旅人 復刊第2号の表紙のデザインができました。復刊第1号とは、かなり趣が異なります。 復刊2号、オンラインで販売を始めました。http://www.kazetabi.jp/

コドモノクニ〜来し方 行く末〜

風の旅人 復刊第2号(6月1日発行)の内容の発表と、販売をホームページで始めました。 http://www.kazetabi.jp/%E5%BE%A9%E5%88%8A%EF%BC%92%E5%8F%B7-6%E6%9C%88%EF%BC%91%E6%97%A5%E7%99%BA%E8%A1%8C-%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E8%…