2013-01-01から1年間の記事一覧

日米両政府と、アフラックが仕掛けようとしていること!?

昨日、渋谷駅で、アフラックの不気味なポスター広告を見た。全国の郵便局でガン保険を売りまくる権利を得ただけでなく、医療保険においても、8月19日から日本で何か仕掛けるようだ。 アメリカ企業が、アメリカ以外の国で派手にビジネスを始めると、アメリ…

TPPの背後を、別の角度から考えてみる。

7月23日のNHKニュースウォッチで、現在行なわれているTPP交渉について、日本の守りは農業、攻めは自動車、家電だと説明があった。http://datazoo.jp/n/TPP%E4%BA%A4%E6%B8%89+%E6%94%BB%E3%82%81%E3%81%A8%E5%AE%88%E3%82%8A/7543333 一般的な通念では、…

2013年7月 参院選後に思うこと

このたびの参議院選挙は、投票率が51%だった。二人に一人しか投票していないわけだが、自民党が圧勝した。 組織票は別として、真面目に選挙に行き、自民党に投票した人達の心理は、だいたい予測できる。今までずっと停滞気味だった日本国内の経済が、少し…

高齢者になる入り口で

昭和36年生まれ、今年52歳になる男性は、年金の受給開始が65歳になる最初の世代。年金給付額の減少にも直面する「逃げ切れない世代」らしい。 私は昭和37年1月1日生まれだから、まさにこの世代に属する。 そして、私以降に生まれた人達は、年金受給が6…

参院選を前に思うこと

昨年12月の第2次安倍晋三内閣発足後、初の大型国政選挙となる第23回参院選が4日公示され、選挙区271人、比例代表162人の計433人が立候補を届け出た。投開票は7月21日。 民主党政権の時は、なし崩し的に悪くなっていくという感じだった。安…

子供らしさ?

(撮影/斎藤亮一 風の旅人 復刊第二号より) 子供らしいとか、子供らしくないという表現を私達は安易に使う。大人らしい振る舞いとか、そうでない振る舞いという言葉も同様だ。私達が使う”らしい”という言葉は、私達が生きている時代社会の価値観に大きな影…

齋藤亮一さんの写真の魅力

(撮影/齋藤亮一 風の旅人 復刊第2号(2012年6月1日発行 http://www.kazetabi.jp/ より) 6月19日(水)午後7時より、荻窪の六次元で、かぜたびナイト第5回 写真家の齋藤亮一さんとトークショーを行ないます。 お申し込みは、直接六次元まで。→http://www…

いのちを映す、すなわち、いのちを移す仕事

(撮影:広川泰士 蒔絵:小原好喬) 今日、NHKの番組、染織家の志村ふくみさんが出ていた。88歳という年齢が信じられない若さ、快活さ。自然の中から色を取り出す仕事に一生を賭け、自然の命を いただきながら生きている。 志村さんは、大切なものをいただ…

これからの時代に吹く風になる

風の旅人は、その名の通り、風でなければならない。世の中の良識となり固定概念になっていることを、なぞるようなことや、決まりきったことを繰り返すようなことはしてはならない。といって、一過性の風となって、異端を気取り、無責任なことを勝手気ままに…

生命学ではなく、生命関係学

昨夜、清水博先生が主宰している『場の研究所」に参加してきました。 清水先生は、『生活共創」という理念を掲げて、勉強会を行ったり、地方での具体的な活動を行なったりしている。 もともと清水先生の専門分野は、化学物理学で、生命を分子のレベルから解…

地下世界を通して、未来を透視できる。

現在、新宿のニコンサロンで内山英明さんの写真展が開催されています。今日、内山さんのトークがニコンサロンでありました。内山さんのこれらの写真は、風の旅人の復刊第一号で紹介しました。 私は、内山さんは、現在の日本でとても重要な写真家だと思って…

30年にわたって森永純が撮り続けた波、その生命の律動

森永純さんの写真集『WAVE』の予約を開始しました。限定800部です。ご興味ある方は、こちらのホームページでお申し込みください。 http://www.kazetabi.jp/森永純-wave-写真集販売/ 森永純さんは、ユージンスミスが号泣したと言われるドブ川の写真集「河 …

健やかさと、老いることの意味

(撮影/山下大明)「森の中で世代をひとつの身に纏う杉を見ていると、老いることの意味やその大切さに気づかされる。森の中で倒れ朽ちていく倒木の上に育つ樹々が、なんと多いことか。森は、朽ちていった樹々の上に成り立っているといえる。」 山下 大明(写…

自分達が暮らしている場所、そして子供達に対する責任って?

健やかさということの本質を、真剣に考えなければと思う。 あっという間に、この国の情勢がきな臭くなってきた。 憲法改正の動き、大多数の国会議員の靖国参拝、核の不使用共同声明への署名拒否、何よりも、そうした動きに対して、「当たり前だろ、嫌ならこ…

咲いて、枯れて散る自然

この写真は、風の旅人の次号(www.kazetabi.jp)で紹介する丸山健二さんが撮った写真。小説家の丸山健二さんは、作庭でも(庭師の間では)有名だが、自分で20年かけて作りあげている庭の花々の最も美しい瞬間の写真を撮り続けている。その花々は、主に野生…

子供と大人のあいだ

この写真は、風の旅人の次号(www.kazetabi.jp)で紹介する斉藤亮一さんの写真。 私の息子は二人いて、長男は今年高校に入学。次男は小学校六年生。長男も次男も小学生時代は野球一色。年中、土日は朝から晩まで練習。平日も朝練。休日、家族で旅行に行くなん…

日本という国に対するリアリティ

この写真は、風の旅人の次号(www.kazetabi.jp)で紹介する広川泰士さんの写真。富山県の南砺というところ。合掌造り集落があり、衣食住に伝統的な暮らしが息づいている、とっても素晴らしい場所。 現在、東京の人口は1321万人。そして、全国第2位の神奈…

サバイバルを生きる。

この写真は、風の旅人の次号(http://www.kazetabi.jp/)で紹介する前川貴行さんの写真。ニホンイノシシは、多いときで8〜10頭ほど出産するらしい。母親の機嫌次第で授乳はすぐに打ち切られてしまうため、子供達は、必死に乳首に食らいつく。しかし、1…

誰もお膳立てをしてくれない・・・。

この写真は、風の旅人の第46号で紹介する関野吉晴さんの写真。アマゾンに暮らすマチゲンガ族の子供。マチゲンガの子供は8歳になると、自分の炉を持つのだそうだ。今回の関野さんのマチゲンガの子供についてのルポはとても面白いし、感心させられる。大人…

暮らしの美しさは、何処に・・・

この写真は、次号で紹介する広川泰士さんの写真。富山県の南砺というところ。合掌造り集落があり、衣食住に伝統的な暮らしが息づいている、とっても素晴らしい場所。雪が深くて大変なところだけれど、一つの空間として、存在自体が美しい。 現在の日本は、…

人工環境の中の野生

この写真は、小説家の丸山健二さんが、自宅の庭の写真を撮ったもの。このたび、次号のロングインタビューのため、信濃大町の丸山さんの自宅に行った。丸山さんは、20年近く、小説を書くのと同じ情熱を庭作りに注ぎ込んでいて、素晴らしい庭をつくりあげて…

コドモノクニ〜来し方 行く末〜の表紙

風の旅人 復刊第2号の表紙のデザインができました。復刊第1号とは、かなり趣が異なります。 復刊2号、オンラインで販売を始めました。http://www.kazetabi.jp/

コドモノクニ〜来し方 行く末〜

風の旅人 復刊第2号(6月1日発行)の内容の発表と、販売をホームページで始めました。 http://www.kazetabi.jp/%E5%BE%A9%E5%88%8A%EF%BC%92%E5%8F%B7-6%E6%9C%88%EF%BC%91%E6%97%A5%E7%99%BA%E8%A1%8C-%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E8%…

大人の生き方が問われている

三月六日に東京堂で行われた丸山健二のトークショーに行った。 丸山健二は、1967年に23歳で史上最年少で芥川賞を受賞した後(現代でも男性作家としては最年少)、つまらない文壇から距離を置き、各種の賞の候補になりながら全ての文学賞を辞退し、孤高…

クリエイティブのメッキが剥がれつつある

区が無報酬デザイナー募集…抗議殺到、計画中止 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130302-OYT1T00306.htm?from=tw この出来事は、デザイナー業界内だけの話ではなく、今、世界で起こっている出来事として、とても象徴的だと思う。『業界をバカにし…

新しい眼差しを持つ写真家が、生まれつつある。

昨日、編集部に木村肇という若い写真家http://hajimekimura.net/が来て、昼食をはさんで4時間くらい話し込んだ。 とても楽しい時間だった。 彼はまだ29歳だが、写真界にこういう新しい人が出てきていることに手応えを感じた。彼は、先日、六次元でトーク…

人生の勝負時と、消費者意識

今日、写真を見て欲しいという若い人が事務所に来たので、写真をじっくりと見て、3時間ほど話し込んだ。まだ経験が浅いということもあって荒削りのところもあるが、ところどころにいいところもあって、編集でうまく調理すれば、味も香りもよくなるのではな…

写真表現の行く末

昨夜、荻窪の六次元で、写真家の岡原功祐君とトークを行った。 いい写真かそうでないか、好きか嫌いか、わかるかわからないかといったことが写真において議論されることがあるが、私にとって、そういうことはどうでもいい。 私が写真を見る基準は、その写真…

世界の中の日本〜写真表現の行方〜 2月12日トークショー開催

風の旅人 復刊第一号でも紹介している岡原功祐君は、私が、もっとも期待する若手写真家の一人であり、きっと10年、20年後には、写真界で重要な位置を占めていると思う。その岡原君と、2月12日(火)、荻窪の六次元でトークショーを行います。 テーマ…

ネット上のデジタル情報と、紙媒体のアナログ情報

紙の新聞と紙の雑誌が読まれなくなり、インターネットやスマートフォンから得る情報で十分だと考える人が増えているらしい。そのことについて色々と分析されているみたいだが、現状を分析したところで、現状への対策にはならない。紙の媒体とネット媒体の情…