2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

第921回 不登校をきっかけに? 思いきって環境を変える

知り合いの中学2年生の息子が、7月に不登校になって、9月の夏休み明けに学校に行けるようになったものの、一日中自習室で過ごす期間が10日ほど経った時、父親は、環境を変えることを息子に提案し、息子もその方がいいと判断し、その10日後には引っ越…

第920回 小栗康平さんの新作映画と、かたじけなさ

写真/松井康一郎 10月1日発行まであと僅かとなった風の旅人 復刊第6号(第50号)のロングインタビューは、映画監督の小栗康平さん。今回は10ページにわたる大特集。11月14日より、小栗監督の10年ぶりになる新作映画『FOUJITA』が、全国ロード…

第919回 姿から滲み出る人間の内面

(撮影 勇崎哲史) この写真は、風の旅人の次号(第50号)で紹介する勇崎哲史さんの写真。おばあさんの姿が凜々しく美しい。 勇崎さんは、1972年から大神島の取材を続けており、このたびの特集で、その40年の記録を紹介する。 今年の6月下旬、勇崎さ…

第918回 とても気になる東芝の粉飾決算と原発政策のこと。

私は、一人の編集人で、エコノミストや各専門分野のジャーナリストほどの情報力もないし分析力もない。しかし、編集人は、専門家を通じて流れてくる情報内容や、分析の仕方について、それを鵜呑みにせず、色々な方向から自分なりに検討し、考える癖がついて…

第917回 時を経ても変わらないものの本質

(撮影 水越武) まもなく発行の風の旅人 復刊第6号「時の文」。2003年4月に創刊以来、50冊目になります。次の号で紹介させていただく水越武さんの写真は、12年前の創刊第1号も、3年前の復刊第1号にも登場しました。現代社会に泡のように現れて…

第916回 今この一瞬ではなく、今に連なる全ての時間の中を生きる。

(撮影:川田喜久治) まもなく発行される風の旅人復刊第6号。2003年4月に創刊して以来、50冊目の節目となります。テーマは、「時の文」〜不易流行〜。 現在、多くの人が感じているように、一つの時代の価値観が終焉を迎えつつあるような気がします。…

第915回 不登校をきっかけに? レジリエンス

現代社会の様々なストレスの中で心が折れてしまう人が増えているということで、その対策として、レジリエンスという概念がよく取り上げられる。「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」といった意味の心理学用語として使われ、優れたスポーツ選手や…