本日、(株)かぜたび舎を設立しました。

 本日、2012年7月23日 (株)かぜたび舎を設立しました。
 http://www.kazetabi.jp/

 2003年4月に創刊し、2011年10月の第44号で休刊していた「風の旅人」を復刊させることが、会社設立の第一のビジョンです。
 そして第二のビジョンは、風の旅人を通して描き出そうとしてきたものを雑誌以外のフィールドへと広げて行く事です。
 風の旅人を通して描き出そうとしてきたものとは、生命の力を根元から見直すこと。
 人に限らず、どんな生物であっても、ただ食べて寝て生きて死んでいくのではなく、また遺伝子の乗り物として子孫を残すことだけの為に、この世に存在しているわけでないと思います。
 有機物も無機物も、自分を取り巻く環境の中の様々な物事との間で何かしらの情報のやり取りを行い、物事の交換を繰り返し、影響を受け合っています。そして、そのこと自体に必死になる生理が森羅万象のなかに宿っています。

「生命力とは、個体の中にある力ではなく、森羅万象の有機的な関わり合いの中で引き出される力。」

 この考えにもとずき、(株)かぜたび舎は、風の旅人の制作・発行以外の活動にも携わっていきます。
 現在は、介護会社、葬儀会社、バス会社等のコンサルティングや、企業案内誌や映像の制作などを請け負っています。
 また、「場と匠の力」で世界シェアナンバーワンの産業用冷凍機メーカーや、同じく「場と匠の力」で、国内のスケートリンクの設営・運営に圧倒的な実績を持っている企業と仕事をしています。
 根元的なところに目を向ければジャンルの違いは関係なくなる。風の旅人についても、アートなのか写真なのか人文総合なのか、ジャンルがよくわからない、私個人の仕事にしても、専門分野がよくわからないと指摘されがちですが、どの領域でも柔軟に対応できることが、唯一の強みです。

 お仕事のこと等、気兼ねなくご相談頂ければ幸いです。

 仕事のモットーは、「おごらず、おもねらず、いとわず」
 

 これからもよろしくお願い致します。

(株)かぜたび舎 代表取締役 
   風の旅人 編集長 佐伯剛