かぜたび舎のロゴについて

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 本日、設立した(株)かぜたび舎のロゴについて・・・・。

 2012年12月21日、マヤ暦が終わると言われ、一種の終末観が漂っていますが、マヤの神ククルカン(アステカでは、ケツァルコアトル)は、羽毛ある蛇(ケッツアルが鳥の名前、コアトルが蛇の意)を意味し、古くは水や農耕に関わる蛇神で、後に文明一般を人類に授けた文化神と考えられるようになり、ギリシア神話におけるプロメテウスのように、人類に火をもたらした神ともされました。
 同時に、風の神とも考えられています。
 神話では平和の神とされ、人々に人身供犠をやめさせたと言われます。
蛇に関する解釈は、古代より、時代背景や地域によって、悪魔になったり豊穣の神になったり様々ですが、鳥は、魂を運ぶ生き物ということで共通しています。
 かぜたび舎のロゴは、かぜたびの頭文字のKをもとにしながら、マヤの神の「鳥と蛇」ではなく、「鳥と樹木」の合体になっています。風になびく樹木のようでもあり、風を受けて飛び立つ鳥のようでもあります。
 今ここにあることの根をしっかりと持ちながら、それに囚われず、新境地を求めて飛び立つ。そういう思いをこめました。
 風の旅人が、創刊時より抱きつつけてきたテーマ、「FIND THE ROOT]と同じです。未来は、現在の延長線上にあるのではなく、目の前の現実から一歩退いて、自分の根をしっかりとし確認したうえで踏み出すところに生じるものだと思います。
 かぜたび舎の仕事も、現代社会の流行という表層的な現象を右から左へと追い求めるのではなく、どんな場合も、根元をしっかりと捉えるスタンスを大事にしていきます。