2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧
いわがみ神社(京都府舞鶴市) 三回連続で「日本人の心がどう作られてきたのか」を一挙に書いた。 これが、その最後のまとめになるが、「君が代」という国家のことだ。 日本人以外の海外の人たちは、堂々と国家を歌っているのに、日本人は、国家に対して、ど…
三日前に、中世の「いろは歌」のこと、二日前に、万葉の時代に遡って書いてきたけれど、今日は、おそらく縄文時代に遡るスピリット(おそらくというのは、縄文時代というのは、私たちに染み付いている思考特性の向こうの世界なので、そう簡単にわかるもので…
斉明天皇と間人皇后を合葬する八角墳、牽牛子塚古墳(奈良県明日香村) 「いろは歌」の作者が誰であったかを追求することも歴史の楽しみかもしれないが、そのことだけを目的化してしまうと、歴史の真相とは遠ざかってしまう。 歴史の真相を掴むことは、歴史…
私たち日本人は、日本語を使って物事を理解し、日本語を使って物事を考えている。だから、私たちの思考やイメージが日本語の影響を受けていることは当たり前であり、日本文化も、日本語という言語の特質を抜きに存在しえない。 日本人とは何か?という問いに…
シュテファン・バチウという亡命詩人について、知っている人はほとんどいないと言っていいかもしれない。 私も、知らなかった。 この詩人のことだけでなく、この詩人が生まれたルーマニアについても特別な関心を持っている人は、ほとんどいない。 だが、私は…
西欧の美というのは、例えばベルサイユ宮殿の庭園のように、それじたいが、「これこそが美だ!」と主張してくる。 それに対して、日本が長い時間をかけて洗練させてきた美は、例えば苔寺のように、それを観る人の心に自由の余地を残す。 ただ単に、綺麗とか…
武信稲荷神武信稲荷神社(京都)。 一昨日、奈良に行った時、興福寺の近くの商店街にカメラ屋があり、店頭に、レトロな中古フィルムカメラと、オシャレな新品のフィルムカメラがずらりと並べられていた。 おしゃれなフィルムカメラの価格は2万円以下。レンズ…