2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧
嬉しい頼りが地球の裏側から届いた。 アフリカのルワンダで、「イミゴンゴ」という伝統アートの調査活動と、普及のための展示や販売を行っている加藤雅子さんが、このたび私が制作した「始原のコスモロジー」を、現地でイミゴンゴの制作を行っている人々に見…
縄文人は、同じような生活を10,000年続けていたとされ、さらに彼らの居住地は、ずっと同じで、竪穴式住居が、前の世代のものの上に積み重ねられるように作られているところが多い。 つまり、他の地域に移る必要がないほど、暮らしが安定していたということに…
結果を意識しすぎて、ストレスを抱えたり悩みこんだりする人が多いから、「結果にコミットする」と力強く宣言する会社が商売繁盛ということになるのかもしれないけれど、そもそも結果とは、そこを目指すものではなく、結果としてそうなった、というのが自然…
1783年の浅間山の大噴火(天明大噴火)で形成された鬼押出し溶岩。 この時の噴火で、関東一円に大量の軽石や火山灰が降り注いだ。大規模火山泥流は、利根川を流下して太平洋や江戸湾にまで到達した。また、火山灰が直射日光の照射を妨げて、天明の大飢饉の原…
宇治の宇治橋と、伊勢の宇治橋は、冬至のラインで結ばれており、冬至の日、伊勢の宇治橋の真ん中から、太陽が上るが、宇治と同じく橋姫を祀る伊勢の饗土橋姫神社の位置は、この冬至のライン上にある。 ネットニュースを流し読みしていると、HNK大河ドラマへ…
私がピンホールカメラで撮っている写真において、”気配”のことについて質問されることがよくある。 「磐座」や「御神木」「滝」などの聖域に立った時、古代から大切に守り継がれてきた何か、もしくは秘められた先人達の声などを嗅ぎ取ろうとして撮影している…
1980年代、毎週のように映画館に通い、とくに日比谷シャンテ等でヨーロッパ映画をよく観ていた人で、ヴィム・ヴェンダースの「ベルリン天使の詩」など一連の作品が好きだった人は、きっと「Perfect Days」を観に行くんだろうな。 私もその一人なので、雨がし…
この写真は、能登の大地震の後に写真家の渋谷敦志さんが撮った輪島市の白米千枚田。 美しいというより、儚くて切ない風景。 昨年の11月末、輪島から珠洲に向かう途中、20年ぶりに立ち寄った時は、土と潮の香りが満ちていた。 何の説明もなくこの写真を見たら…
二日間にわたった源氏物語と紫式部の背後に秘められたことについて長文を書いてきたが、これがまとめ。 ここに添付した地図に、その全てが凝縮しており、これを見ると、紫式部や藤原道長と同時代の陰陽師である安倍晴明すら、ここに関わっているかもしれない…
昨日、紫式部を主人公にしたNHK「大河ドラマの」への違和感から、源氏物語が書かれた背景について長文を投稿したが、本題はここからである。 さらに、2日前の投稿において、「”もののあはれ”という日本のコスモロジーは、古代ギリシャでは無知の知、古代イン…
源氏物語の後半の舞台、宇治にある宇治平等院。もとは、藤原道長や宇多天皇の別荘。末法思想の影響で、道長の息子の頼通が寺に改めた。 ネットニュースで、NHKの大河ドラマで紫式部のストーリーが始まったと伝えられていた。 それに付随する形で、源氏物語の…
今回の地震で津波の被害が大きかった珠洲市の聖域の岬。古代は、日本海交通の要だった。 このたび作った「始原のコスモロジー」には、能登半島の写真が奥付けを含めて5点入っている。 11月下旬に京都から東京に移動する際、ふと思い立って能登を一周した。…
石川県能登町の真脇遺跡。縄文時代の環状木柱列。 東京から京都に戻ってきた。一ヶ月少々前、京都から東京に移動する時、前々日にふと思い立って、能登半島を一周することを決めた。 2023年中に発行するつもりだった「始原のコスモロジー」で使用する写真の…
高瀬宮(石川県志賀町) 昨日の大晦日、フェイスブックに、次のような記事を書いて、いつも通のように、翌日の今日、ブログに同じ記事をアップしようと思っていたが、能登の大地震が起きて、戸惑っている。 昨日書いた記事は、このようなものだった。 ______…