逆境と生命力

人の苦悩には二つのタイプがあって、一つは、自分次第というもの。そしてもう一つは、自分の意思や努力ではどうにもならないもの。自分自身の病は、とても辛いことだが、その辛さを、どう受け止めて耐えるかは自分次第。しかし、愛する者の病は、祈ることで…

言論の自由と、世間の問題

今の時代は、どんな人でもそれぞれ色々な意見を言える時代で、それはそれで大切なことであり、幸せな時代なのだろうと思う。ただ、言論の自由というのは、自分の暮らしに大きく関わってくることに関して、必死の思いで訴えるという局面において、その自由が…

昨日書いたタクシー 会社のこと(追記)

昨日、私が書いたことについて、「タクシー会社は「保護者」ではありません。息子さんの生命を危険にさらしたのは、誰ですか?息子さんを守り保護すべきだったのは、誰ですか?」というコメントをいただいたので、もう少し詳しく私の考えを書きます。 私は、…

(追伸)行方不明になった息子と、タクシー会社のこと。

昨日、ブログに書いた内容のことで、一般のタクシードライバーさんの名誉もありますので、付け加えさせていただきます。 私の友人が、知り合いのタクシードライバーに、「もし同じようなケースに遭遇したらどうなのか?」と聞いてくださいました。 同じよう…

行方不明になった息子と、旧態依然のタクシー会社のこと。

8月9日(金)、退院後間もない私の息子(18)が、着の身着のまま、手ぶらで、行方不明になり、その捜索のために多くの方の協力をいただきました。この場を借りて、御礼申し上げます。 今回の深刻な事態にいたる原因となったタクシー会社の件について、文章…

今、認知症やそれ以外の理由で徘徊や失踪の恐れのある人を介護している人に、お伝えしたいことがあります。

今、認知症やそれ以外の理由で徘徊や失踪の恐れのある人を介護している人に、お伝えしたいことがあります。 背中とか、どこか明確なところに、名前と保護者の電話番号を目立つように書いてください。 というのは、現在、タクシードライバーの中には、経験が…

第1057回 日本の古層〜相反するものを調和させる歴史文化〜(12)

伊勢神宮の宇治橋と、京都宇治の宇治橋、長岡京が造営された向日山、亀岡の稗田野神社は、冬至の日に太陽が上るライン上にある。比叡山の麓の小野郷、山科の小野郷、宇治の朝日山、木津川のそばの椿井大塚山は、同経度(135.816度)の南北ライン上で…

第1056回 選挙の前に考えておきたい日本のこと。

ふだんから考えていなければならないことだけど、選挙の前は、やはり、ふだんは忘れていることでも、色々と考えざるを得ない。自分の一票が政治を動かすなんて、組織票が圧倒的な力を持つ小選挙区制の中では考えにくいけれど、自分がどういう世の中に生きて…

第1055回 日本の古層〜相反するものを調和させる歴史文化〜(11)

縦に伸びるラインは、北から、小野郷の岩戸落葉神社、神護寺と高山寺、嵯峨野の天龍寺、長岡の走田神社、大山崎の離宮八幡宮、交野の星田妙見宮、生駒山、二上山の大津皇墓、葛城山。東の縦のラインは、山科の小野郷と宇治上神社。西の縦のラインは、多田銀…

第1054回 日本の古層〜相反するものを調和させる歴史文化〜(10)

ブラックホールの観測や生命が存在するかもしれない惑星を探すことも、莫大なお金を投じる価値のある探求かもしれないが、もっと身近で私たちの暮らしと関係の深いところ、私たちが住んでいる足元のことで、わからないことが無数にある。 それは歴史のことで…

第1053回 日本の古層〜相反するものを調和させる歴史文化〜(9)

宝塚の清荒神(北緯34.82度)から真東に、中山寺、天神神社、加茂遺跡がある。中山寺も天神神社も境内に古墳があるので、かなり古い時代のレイラインである。さらに、清荒神(東経135.35)の真南に平林寺、門戸厄神東光寺がある。門戸厄神東光寺から夏至の日…

第1052回 日本の古層〜相反するものを調和させる歴史文化(8)

丹後、鬼伝説の大江山の近くに鎮座する皇大神社。伊勢神宮の内宮と外宮に対応するように、豊受大神社が近くに鎮座している。 (日本の古層(6)の続き) 亀岡の佐伯郷にある御霊神社には、吉備津彦命が祀られている。日本の古層(6)の記事で書いたように、…

1051回 日本の古層 相反するものを調和させる歴史文化(7)

和歌山市の日前神宮・国懸神宮は、現在は、一つの境内の中に二つの神社が鎮座し、ともに、伊勢神宮内宮の神宝である八咫鏡と同等のものとされる鏡を御神体としている。この二つの鏡は、アマテラスが岩戸に隠れてしまった時、誘い出すために作られた鏡である…

第1051回 Original Memory

雲ヶ畑で撮ったピンホール写真を和紙に出力して出品しました。 京都の四条烏丸の近く、ターミナルキョウトで、写真、工芸、美術、彫刻などのコラボレーション展示会を行っています。 富士山の写真で有名な大山行男さんをはじめ、各ジャンルで響きあう作品づ…

第1050回 日本の古層 相反するものを調和させる歴史文化(6)

京都太秦の蚕ノ社の三本の鳥居 京都の太秦に鎮座する蚕ノ社には、謎の三本の鳥居がある。蚕ノ社は秦氏と関係が深いので、この三本の鳥居は、秦氏の聖域を指していると考えられている。真北が、秦氏関係の古墳のある双ヶ丘と、鴨川源流の雲ヶ畑、南西の方向が…

第1049回  虚飾の時代の、覚醒の本。 鬼海弘雄最新写真集『PERSONA 最終章』

鬼海弘雄最新写真集『PERSONA 最終章』(筑摩書房)。 写真集の詳しい内容はこちら→http://www.chikumashobo.co.jp/special/persona/ こんなにもおかしくて、こんなにも美しい本が、ほかにあるだろうか。 この本は、美しさがおかしさの旨味を引き出すソース…

第1048回 日本の古層〜相反するものを調和させる歴史文化〜(5)

紀国(和歌山)は”木国”であり、五十猛神の土地である。五十猛神は、木と船の神なので、船木氏のイメージが重なる。また、紀国は、中央構造線上にあり、水銀の産地である”丹”という地名が多い。五十猛神は、もともと、現在の日前神宮・国懸神宮のところに祀…

第1047回 日本の古層 〜相反するものを調和させる歴史文化〜(4)

明石海峡 私は、兵庫県明石市で生まれ育った。家の近くの古墳周辺を探検したり、明石原人の発掘場所で地面をさぐってみたり、子供ながらに秘められた歴史には興味があった。 また、源氏物語の中で、明石が大事な舞台になっていることは知っていた。にもかか…

第1046回 広河隆一氏の性的暴行事件について(4)

広河隆一氏が、月刊雑誌に、今回のセクハラ事件に対して「手記」を書いて掲載している。 このタイミングで、手記を書く方も書く方だが、掲載する方の神経も理解できない。 手記を書くのは構わない。しかし、ふつう、手記というのは、事件がなんらかの結論に…

第1045回 日本の古層〜相反するものを調和させる歴史文化(3)

京都の南、宇治は、『源氏物語』の「宇治十帖」の舞台で、平安時代、貴族の別荘が営まれていた。宇治平等院の地は、9世紀末頃、光源氏のモデルともいわれる源融の別荘だったものが宇多天皇に渡り、その後、紫式部が仕えた藤原道長の別荘「宇治殿」となった後…

第1044回 日本の古層 〜相反するものを調和させる歴史文化〜(2)

古代からの聖地、ヤマトの三輪山の麓にある巨大な前方後円墳。箸墓古墳(古墳時代初期、3世紀末から4世紀初頭) 第125代天皇の譲位の日が近づいている。 地上の権力者が誰になろうが関係なく、古代から連綿と続いてきた天皇制という日本特有の権威システ…

第1043回 日本の古層〜相対するものを調和させる歴史文化〜(1)

梅宮大社 天気の良い暖かな日が続くので、桂川の東岸にある梅宮大社に梅を見に行く。この神社は、同じ松尾エリアの松尾大社ほど有名ではないが、立派な名神大社だ。 かつては桂川のすぐ近くまで広大な神域を誇り、川をはさんで西の松尾大社と並び立っていた…

第1042回 能面に伝わる人類のタマシイ

ニューヨークに活動の起点を置く写真家、井津建郎さんが京都に来て、数日間、一緒に過ごすことになった。 井津さんは、7、8年ほどかけて一つのテーマをじっくりと追っているが、現在のテーマは、日本の能面。彼が撮った能面の凄みのある写真を見せてもらい…

第1041回 病老死を遠ざけたいという、現代の屈折した病

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201902/0012086861.shtml 2019年2月22日の神戸新聞の記事によると、望ましい最期の場所を余命の短い患者らに提供する施設「看取(みと)りの家」が神戸市須磨区で計画されていることに対し、近隣住民らが反対運動…

第1040回 日本の古代史につながる身体感覚

ひさしぶりに、京都の家の近くにある温泉に入り、ぐっすりと眠り込んだ。 一昨日、和歌山の日前宮を訪れた時、和歌山市内に、関西最強と言われる花山温泉があった。関西最強とされるのは、その含有成分の多さで、温泉水に溶存物質が1000mg/kg以上含まれてい…

第1039回 広河隆一氏の性的暴行について(3)

昨日、広河隆一氏の性暴力について2度目の記事を書いたところ、それを読んだ女性から、メールでメッセージをいただきました。 彼女が書いていることは、このたびの事件における一つの大事な側面であると感じ、すぐに返事を書き送ったところ、それに対する返…

第1038回 広河隆一氏の性暴力について ⑵

年末に週間文春の記事が出て時に文章を書いたが、今日、彼に対するあらたな告発の記事が、文春に掲載された。 今日発売の週間文春において、広河隆一氏の、前回の記事よりもさらに悪質な性暴力の記事。前回の記事を読んで、それまで自分の中だけに抱え込んで…

第1037回 天と地と人間を貫く不可思議な力!?

昨日の夜、突然、若い友人が電話してきた。 彼は、世間では心の病気とされる症状があり、とても感度が高く、繊細なセンサーを持っていて、そのため、現代社会では非常に生きづらい状態で生きている。しかし、幸いなことに、彼は、自分の状況を客観視する眼差…

第1036年 とても残念な日本の精神的光景。

とても残念な日本の精神的光景。 桂川の河川敷には広大なグランドと、草原の広がりがある。正月休みということもあり、草原の上で凧揚げを楽しむ親子がいたり、キャッチボールをする父と子、また、正月休暇で、ミニサッカーの娯楽を楽しむ大人がいた。 それ…

第1035回 人権派ジャーナリスト広河隆一氏の性的暴行について

まもなく新しい年が始まろうという時、とんでもない事実が発覚した。 人権派として知られるジャーナリストの広河隆一氏が、最低でも7人の女性への性的暴力の責任をとる形で、「DAYS JAPAN」という雑誌を発行する会社の代表取締役を解任されたと発表があった…