2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

国家と責任

薬害C型肝炎集団訴訟において、福田首相の政治的決断によって、薬害肝炎の被害者に補償する「一律救済法案」と、再発防止のための「肝炎対策基本法案」の成立が目指されることになった。 その際、この薬害における「国の責任」を明記することを被害者は求め…

介護現場のこと

今朝の新聞の一面に大きく、「介護養成校入学13%減」、「低い待遇、景気回復で流出」「コムスンで拍車も」というタイトルが踊り、第10面でも「学生の介護離れ」「見返り少ない」「待遇改善、待ったなし」というコピーと関連記事が掲載されていた。 こう…

嬉しいこと

今日、とても嬉しいことがあった。 ある書店から、「風の旅人」の27号、28号と最新号の29号の三冊をそれぞれ75冊ずつ、一人のお客さんから注文を受けたと連絡があった。 注文してくれた人は、ある会社の社長さんだそうで、「風の旅人」を三冊ずつ7…

現代社会の土壌

目黒美術館で行われている写真やアートなどの若手作家の展覧会を見る。 この展示でもそうだが、昨今の若手アーティストたちに対して、学芸員などが、「知性と感性が感じられる」という誉め言葉をよく使う。品が良くて、すっきりと整えられたものを、そのよう…

これからについて

第25号〜第30号(2008年2月発行)まで、大竹伸郎さんに表紙を制作していただき、「われらの時代」というテーマで、号を重ねてきました。 第31号(2008年4月発行)からは、望月通陽さんに表紙を制作していただき、「永遠の現在」というテーマで、…

罪と罰

ここ数日のニュースで、どうしても納得いかないことがある。 「 肝炎リスト放置 現職3幹部、厳重注意 歴代幹部は不問」2007年12月04日 血液製剤でC型肝炎に感染した疑いがある患者418人のリストが5年間放置された問題で、厚生労働省は3日、当初は「な…

小栗康平監督の「埋もれ木」を見て

昨日、立教大学で映像/身体/心理の統合を学ぶ現代心理学部の一般講座で行われた小栗康平監督の「埋もれ木」の上映会と、鼎談を見に行く。 これだけ立派な上映設備があり、学生は恵まれていると思うが、残念ながら参加している学生は30名ほどで、学部全体…