2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

子供と親のあいだ・・・

(写真/ジョセフ・クーデルカ) 9歳の子供を道連れに焼身自殺をした父の話。現代社会では、毎日、様々なニュースが報道されるが、このような事件が、もっとも辛い。自分の子供と同じような年頃で、少年野球に打ち込んでいる子供。可愛いし、愛しい。愛しさ…

当たり前が、当たり前でなくなる時

一昨日は、日本の製造業の改革につながる仕事をしている若い経営者と会って食事をしたが、その翌日の集まりも、すごかった。製造業の改革の話ならば、ふだん自分が使っている脳のエッジの部分で対応できる。しかし、昨日の集まりは、自分の脳の中に潜んでい…

日本の製造業を根本から変えていく、新しいスタイルのスゴイ仕事

昨日、O2という会社の若い経営者 松本晋一さんと食事をした。 http://www.busipla.net/companyDNA/o2-inc.html 松本さんが、風の旅人の創刊号から第47号までの全巻を持っている読者であることがきっかけであるが、私が、前川製作所など老舗の製造会社とも色…

ミニマムの時代の物作りと販売 3

大量生産の規格品ではなく、本当にそれが欲しいと思う人の為の少数生産の物作りと販売の仕組みが、21世紀にはきっと広がっていくのだろうと思うけれど、その広がりの過程のおいて、多くの問題が生じることは間違いない。 一つは、従来の流通システムが崩れ…

ミニマムの時代の物作りと販売 2

「ミニマムの時代の物作りと販売1」で、自分が携わっている出版分野のことで色々書いたが、家電なども一人で開発・販売する人が出て来ていることを知り、これから色々な分野でそういう人が出てくるだろうと改めて思った。 一ヶ月程前、ヤフーショッピングが…

ミニマムの時代の物作りと販売 1

久しぶりに理髪店で髪を切ってもらいながら、ラジオ番組のインタビューに耳を傾けていた。 ”一人家電”の事業を興した若い人の話だった。これまで分業が当たり前の家電分野で開発から設計まで一人でやり、実際に製造をしてくれる下請け工場を探したものの、大…

その日、その時を、ただ神が知る。

今日、読者の方からいただいたメッセージと写真に、胸を打たれた。その美しさに魂を激しく揺さぶられた。 臨終の間際にある読者の父の姿。死を悟り、全てを達観したように静まりかえり、それでいて自分の全てを出し切っているように見える人間の姿は、あまり…

肝心要の物づくりと、時代の変化

数日前、NHKプロフェッショナルに出ていた佐藤オオキという若いデザイナー。企業製品等のデザイナーとして、国際的に活躍している人なので、今さら私が言うのもなんだけど、すごいなあと思った。 彼は35歳。最近、この世代の人達と交流する機会があるが、…