2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧
「下流志向」著者:内田樹、講談社発行は、共感できるところもあるが、根本的に違うのではないかと思うところも多くあった。 とりわけ重要だと思うのは、「労働からの逃走」の項で、「労働から逃走する若者たちは、自分の苦役に対して等価な報酬が同時的に与…
昨日のエントリーの最後に紹介させていただいたSPIRAL LIFEの写真展。 昨日のエントリーをプリントアウトしていただければ、それを入場券とさせていただきます。
表紙と裏表紙です。→ 「風の旅人』第25号、”SPIRAL LIFE”ができあがりました。早いところでは、明日あたりから書店に並ぶと思います。 今回から表紙の制作を大竹伸朗さんに依頼しましたので、これまでのモノクロ写真の表紙とは随分イメージが異…
シンゴさん、コメント有り難うございます。シンゴさんのコメントのなかには、いろいろなヒントが鏤めれれていると思います。私にとっても、旅は旅でしかなく、その後の「試み」こそが大事ですが、それでも世界に相対する対し方のようなものを、旅から得たこ…
kuriyamakoujiさん、ワタナbシンゴさん、コメント有り難うございます。お二人が書かれたこと、そして赤木さんのことについて、もう少し私の考えを述べます。 まず、昨日のエントリーの続きになりますが、私は、赤木さんの考えにすり寄るつもりはないですが…
ハルさんがいろいろ分析している「現状の悪さ」は、誰だってわかっているのです。そこから「次の一歩」を言っていただかなくてはなりません。赤木さんは、次の一手を、「レトリック」であれ何であれ、「戦争」と言っている。それに対して、「その気持はわか…
現在、作られている雑誌は、読者を「年代別」「男女別」「趣味別」に分けているものが多い。しかし私は、そうしたカテゴリーで読者を分けたくないと思う。 「就職氷河期」とか「団塊」とか、世代で一括りにする発想にも私は馴染めない。時代背景によって人間…
コメントに対する返答、長くなるのでこちらに書きます。 赤木さんは、「私が書いていることはそんなにわかりやすいことでしょうか」と私に問いかけていますが、私の文章は、どこにも、「赤木さんが書いていることはわかりやすい」などと書いていません。 私…
昔は、一部の特権的例外を除き、多くの人が平等に貧しかった。その多くの人は、がむしゃらに働き、その貧しさから脱しようとした。そして、昔に比べて、ある程度の豊かさを実現した。 昔は、貧しいか豊かであるかというのは、お金持ちの家に生まれるかどうか…
私は1/17の日記で、「ホワイトカラー・エグゼンプション」について、下記のような記事を書いた。 http://d.hatena.ne.jp/kazetabi/searchdiary?word=%BB%C4%B6%C8&.submit=%B8%A1%BA%F7&type=detail 残業代カットの流れに対して、「過労死」云々という扇…
「企業にとって安くて使い勝手のいい働かせ方によって、若者をはじめとする貧困が拡大している」と主張する知識人や政治家が多いが、このような文脈のなかで使われる「企業」というのは、いったい誰なんだろうと、時々思う。 彼らはターゲットをわかりやすく…
東京新聞の記事だけでは詳細がわからないから、仕方なく、現在発行されている「論座」を買って読んだ。 「『丸山眞男』をひっぱたきたい」への応答で、特に心に響くものはなく、だいたい常識的なものばかりだった。 なかには、「常識」の強権のようなものも…
赤木さん はじめまして。バブル期のバイト事情はよくわからないのですが、私が放浪に出たバブル以前の時は、日本に帰ってきた時に受け皿があるとは思いませんでした。受け皿を期待するどころか、日本が厭で仕方なく、自分の居場所をどこか他の場所に求めてい…
今朝の東京新聞の「筆洗」で、『論座』という雑誌での論争のことを紹介していた。 その記事によると、「三十一歳のフリーターの人で、結婚どころか親元に寄生して月収10万円で自分一人も養えない」という人が、”ポストバブル世代”の窮状を代弁しながら、太…
教育再生会議が公表した教委改革案において、教委の事務処理が法令に違反したり、教育本来の目的達成を阻害していると認められたりした場合、文科相が「是正のための勧告」や「是正の指示」をできるよう法改正が提言されている。これに対して、地方の教育関…