2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

デジタルの恩恵を、どうアナログにいかしていくか。

オンラインを通じた直接販売にしたことで、読者の方のメッセージを直接聞く事ができる。これまで、風の旅人が、どのような形で読者と接点を持っていたのかよくわからなかったけれど、それがリアルに感じられることが、直接販売の魅力であり、そもそもどんな…

文章の書けない奴は、写真が撮れない。

風の旅人 復刊第1号は、写真も当然ながら素晴らしいものがあるが、言葉にこそ注目して欲しいと何日か前に書いた。その言葉とは、この誌面に登場する優れた言語作家達のことだけではない。写真家の言葉にも目を向けて欲しい。 「言葉にならないことを写真に…

今、表現の在り方が問われている。

昨日、古賀絵里子さんのトークショーの最後で、六次元の中村さんから「佐伯さんは、古賀さんの写真のどこを評価しているのか?」という質問があった。昨日のトークは、昨年、出版された「浅草善哉」という写真集イベントみたいなものだが、私は、2007年6…

デジタルコンテンツとアナログコンテンツの間にかける橋

私にとって、とても嬉しく、かつ力になるメッセージをいただいた。この方は、休刊までの風の旅人と出会うことがなかった。現在のように莫大な情報と人間がひしめき、次から次へと通り過ぎていくような状況においては、人と人、人と物の出会いというのは、タ…

風の旅人の[言葉」を見直す。

校了直前に全体をもう一度読み直したのだが、今回、改めて言葉の力というものを、すごく感じた。私なんぞより遥かに読書量の多い若い人二人にも手伝ったもらったのだけど、一人は、「本当に鳥肌もののコンテンツが多くて、息をするのも忘れて読んでました。…

去年までと、今年からの違い・・・

ちょうど去年の今頃は、風の旅人を休刊した後なので、毎日、引き払う事務所の整理をしながら、休刊のお知らせを定期購読者に電話で伝え、返金の振込口座を聞いていた。その電話口で、「今まで有り難う」、「これからに期待しているよ」等と励まされていた。 …

風の旅人 復刊第2号の予告 コドモノクニ(仮)

次号(2013年6月)の告知を、ホームページにアップしました。http://www.kazetabi.jp/%E5%BE%A9%E5%88%8A%E7%AC%AC%EF%BC%92%E5%8F%B7-6%E6%9C%88%EF%BC%91%E6%97%A5%E7%99%BA%E8%A1%8C-%E4%BA%88%E5%91%8A/<復刊第2号 2013年6月発行>コドモノクニ「時代…

「褒めれば育つ」への疑問

昨日の報道ステーションで、「褒めれば伸びる」という特集をやっていたのだが、ちょっと引っかかるところがあった。 褒めれば伸びることが科学的に実証できたと研究者は言う。しかし、実験して結果が出ただけで科学的と言い切るのは大きな間違い。なぜなら、…

自分に合わせた組み合わせ方法の創造

風の旅人、復刊第一号の表紙デザインができあがりました。大きなポイントは裏ですね。返本のある書店流通への委託販売を行いませんので、ISBNコードとか、バーコードがありません。多くの雑誌は、裏に広告を載せますから、バーコードがあろうがなかろうが、…