2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

風の旅人 第17号

明日、12月1日、風の旅人 第17号が発売されます。 テーマは、LIVING ZERO 〜永遠の現在〜です。 http://www.kazetabi.com/ 「風の旅人」17号LIVING ZERO〜永遠の現在〜発売に伴い、全国の4つの書店でバックナンバーフェアが開催さ…

ほっとけない!って、心からそう思い続けるか?

昨日の夜、会社から帰ってテレビをつけるとニュース23で、「世界の貧困をほっとけない」キャンペーンに関する特集があった。私は、この番組も、ニュースステーションも、朝日新聞も嫌いなのだが、日本のマスコミの傾向や体質がよくわかるので、時々見てい…

自分を大切にする!?

昨日に書いた「実態の無さと実感の無さ」の続きなのだけど、そうなる根本的な原因がどこにあるのか、いろいろ考えてみた。 少し前にこのブログで、最近の学校の国語教育では作品を読んだ時の個人の印象は極力排除され、専門家がその作品をあらかじめ解体して…

バブルの構造

首都圏のマンションの構造の強さを計算する書類の偽造問題が世間を賑わしている。マンション販売会社の下に建設会社がいて、その建設会社が建築設計事務所の建築士に物件の構造計算をさせる。その計算書を、市役所などに代わって建築確認の審査をする民間の…

報道の欺瞞と煽動

帰宅してテレビをつけると、NEWS23で「10代の心象風景」と題して、女性の心理評論家がベラベラと分析し、キャスターが神妙な顔で相づちを打つというお決まりの絵があった。「近頃の10代の傾向は?」というキャスターの問いに、心理評論家は、将来…

虚と実

昨日、帰宅してからテレビのスイッチを付けると、日本テレビで、ホストクラブの番組があった。カクテルグラスをピラミッドのように積みあげ、その上から、一本60万円の高級ブランデーを10本、なみなみと注ぐ。そして、一本30万円もする高級シャンパン…

スタッフ募集

ユーラシア旅行社 出版部では、現在、「風の旅人」の編集・制作と販売、そして、介護会社セントケアのPR誌を二ヶ月に一度、編集制作を行っている。 スタッフは、「風の旅人」とPR誌の編集長である私と、昨年大学を卒業したばかりの2人の女性スタッフ(…

メディアの公共性

今回、楽天のTBS買収騒動で、日本テレビの会長が、「ビジネスモデルが壊れると、コンテンツの質が下がる。それは国民にとっていいことなのかどうか」とコメントしている。 こういうコメントを聞くと、テレビ以外の分野で一生懸命に仕事をしている人たちは…

生きていく力の分配

最近の企業の仕事現場などにおいて気になることは、量とスピードと正確さに対応できる能力を社員に過剰に求めていることだ。そうなる理由として、?変化が激しく、作業量が増えていること。?短期的に結果を求められてしまうこと。?苦情に対して極端にナーバス…

筋立てとは関係なく

日曜の午後、吉祥寺のバウスシアターまで行って、テオアンゲロプロスの「旅芸人の記録」を見てきた。 10/29〜11/11まで、新作の「エレニの旅」をはじめ、これまでの代表作を特集している。アンゲロプロスの作品は、ほとんど全て見てきたが、いつも…

「畏敬」と「解体」

茂木健一郎さんの、クオリア日記(http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2005/11/post_0883.html)の10/31の記事に、下記のような記述があった。 << 相模女子大学で、日本文学協会のシンポジウム。青嶋康文さん、高木信さん、それに私で、それぞれ…