宗教
田端環状積石遺構(ストーンサークル):東京都町田市 正月に、本作りや写真展を通して自分が表したいものとして、「人間の分別を超えた世界のリアリティ」であり、その理由は、「自分が生老病死の苦に直面した時、最後に残された救いの鍵は、人間の分別を超…
真慈悲寺があったと地の百草八幡神社本殿の裏にあるスダジイの巨木。胸高直径130㎝、樹高 17 m、推定樹齢は300年を超えている。 私の東京の拠点は、高幡不動と百草のあいだ。 百草という名からして、古代、ここは薬草の地だったのだろうか。 1989年、私の家…
とくに公演の近づいている関西圏の方に、ここに添付したチラシからも伝わってくる猛烈な熱量でお知らせしたいものがあります。 小池博史さん演出の舞台、『HINOTORI 火の鳥・山の神篇』です。 京都公演:9月13日(土)。ロームシアター京都 サウスホールにて…
ワークショップの初日、今回で33回目の開催だが、一番暑かった。 天気予報で気温39度くらいになりそうだと、あらかじめわかっていたので、衝撃は受けなかったけれど、影のない場所の太陽光線は痛いほど。 体調崩して当日キャンセルの人もいたけれど、この…
早池峰山 山頂。奥宮に瀬織津媛が祀られている。 現在制作中で、今年中に刊行予定の「みちのく古代巡礼」におけるメモ。 長いメモだけれど、今回の本の核心となること。 東北の荒神は、穢れや災いを祓う力であると同時に、荒々しい自然や外敵の力をも象徴し…
御霊神社(京都府亀岡市) 前方がまったく見えないほどの大雨のなか、京都から東京に移動したけれど、その直前、先日、亀岡で行ったフィールドワーク・ワークショップで訪れたところを、もう一度、個人的にまわって撮影してきた。 あらためて個人的にまわっ…
歴史の単純化は、イデオロギーと結びつきやすい。 歴史が大事であることは誰でも薄々は感じている。しかし、歴史は、複雑で、情報量も多く、わかりにくいという印象があり、どう向き合えばいいかよくわからないという人も多い。 歴史は大事なものかもしれな…
とんでもない本が、私の手元にあります。 井津建郎さんの新作写真集「もののあはれ」。 https://twelve-books.com/products/mono-no-aware-by-kenro-izu?fbclid=IwY2xjawL6M8xleHRuA2FlbQIxMABicmlkETE2RWY2T2RING5yTFd3eEpPAR6DcWoWANTLJ9ZI29TECIUUES_pFNZ…
2011年3月の東北大震災の直後、何度か取材を重ねていました。もちろん、その時は、想像を絶する被害の大きさに心が圧倒されてしまうばかりでした。 あれから月日が流れて、あらためて東北の各地を訪問すると、東北地方というのが、過去から現在まで、何度も…
恐山 2016年10月から始めた「日本の古層」のプロジェクト。 2020年から毎年一冊ずつ本という形にすると決め、2024年10月、5冊目となる「かんながらの道」を作り、今年の2月には、これまでの総まとめとして「かんながらの道」の写真展を開催しました。 その後…
県犬養三千代の念持仏と伝わる阿弥陀如来。平安時代後半から鎌倉時代にかけて庶民のあいだに広がる浄土信仰(阿弥陀仏の救いを信じ、死後に極楽浄土に生まれ変わることを願う信仰)を、彼女が既に抱いていた可能性を示している。(複写写真) 経王寺(東京都…
聖徳太子の御陵の叡福寺北古墳(大阪府太子町)。太子の母の穴穂部間人と、妃の膳部菩岐々美郎女(かしわで の ほききみのいらつめ)が合葬されている。 女性の霊性が重要視された時代のことについて、昨日の続き。 一昨日、経王寺(東京都新宿区)の住職、…
東経135.74にある月読神社(月読神社)。 竹と関わりの深い隼人の居住地で、隼人舞発祥の地。 垂仁天皇の妃であるカグヤヒメの実家。 昨日、久しぶりに経王寺(東京都新宿区)を訪れ、住職の互井観章さんとお会いし、興味深い話になった。そのことを書こうと…
聖徳太子生誕の地とされる橘寺。太子建立の7カ寺の一つ。 県犬養三千代から遡ること100年前、飛鳥時代もまた同じような状況にあった。 一般的に、587年の蘇我氏と物部氏の戦いは仏教の導入をめぐる戦いとされるが、この戦いの背景には、物部守屋が支援してい…
県犬養三千代と関わりの深い西円堂から見る五重塔。西円堂は、法隆寺の中で一段高いところに作られている。 6月1日(日)のワークショップで、あらかじめ資料として準備していなかったことについて濃い質問があって、それに応えているうちに、自分でも頭の…
津軽半島の北端の竜飛岬 今回の旅では、下北半島をめぐった後に、津軽半島をめぐりました。 どちらも北海道に向けて突き出している半島ですが、その世界は、まったく異なります。 下北側は、荒涼として寂しい風景が続きますが、津軽側は、水田やりんご園が広…
昨年の夏、「かんながらの道」というテーマで本を作るための最後の追い込み段階にあった時、猛暑にかかわらず東京の街中に潜入して、三脚を立て、針穴写真で撮影を行っていた。その長時間露光のあいだ、流れゆく人々の姿を見つめている時、このテーマを終え…
東北巡礼の旅から戻ってきて、記憶の新しいうちに、一つひとつの場所を振り返っておきたい。 旅の始まりは、下北半島の最奥の仏ヶ浦だった。 仏ヶ浦は、日本の地質百選の一つであり、奇岩の地として知られているが、仏という名がついているように、聖域であ…
掛川の事任八幡宮 京都から東京への移動途中、掛川の事任八幡宮と、その奥宮にあたる、粟ヶ岳山頂の磐座群の中の阿波々神社を参拝。今回で三度目となる。 事任八幡宮は、「事のままに願いが叶う」などとされ、参拝者が非常に多い神社だ。阿波々神社の祭神は…
"> ここ数年、遺伝子解析の技術が進んでいるようで、数限られた古代人の人骨のDNAと、現在の日本人のDNAの比較が行われている。その結果、これまで考えられていたような、日本人の起源を縄文人と弥生人のどちらかとする説ではなく、古墳時代に大挙してやって…
">このたび発行する「かんながらの道」〜日本人の心の成り立ち〜の制作において、空海の思想を、頭の片隅に置いていました。 今日の思想世界の混迷のなかで、日本から生まれた空海の叡智を、再発見する必要があると私は思っているからです。 空海の思想の核…
"> 今年中に出版するつもりで取り組んできた日本の古層Vol.5「かんながらの道」の入稿が終わった。 完成は、来週末(10月25日、26日)に行うワークショップに、ぎりぎり間に合うタイミングか。 今回は、日本人の心の成り立ちに焦点をあてて、仮名文字が日本…
これまで何度も惨たらしい争いが繰り広げられてきた中近東で、もっとも深刻かもしれない事態がはじまって1年が経つ。 ポケベル爆弾といった最新テクノロジーを使いながら、3000年前のユダ王国を引き合いに出して自らを正当化するという傲慢。 その傲慢さは、…
クラゲの話から広がって、さらなる続きを。 地域ごとに異なる神々を信仰していた古代日本において、一つの国としてまとまる時代的必然性が生じた時、普遍的宗教の仏教の理念が取り入れられた。 古事記の冒頭、アメツチはじめの時に登場するアメノミナカヌシ…
八景島シーパラダイスに行った。意外と強く心を惹かれたのは、クラゲたち。 海でクラゲを見つけると、気持ち悪くて逃げてしまい、じっくりと観察することはないけれど、水族館では、色々な種類のクラゲをじっくりと見ることができる。この原始の生物は、5億…
「彼岸に目を向けることなく、すべてを、神に関することも、死も、すべてこの地上のこととして考え、すべてをこの地上の生のうちに見ること。 すべてのものを、神秘的なものも、死も、すべて生のうちに見ること。 すべてのものを価値に上下のないものとして…
ペルセウス座流星群が極大を迎えた8月12日深夜、北海道では低緯度オーロラが観測され、流星群とオーロラの共演が見られたと話題になった。 確かに美しいのだが、なんだか不吉な気配もある。 測量工学の世界的権威としても知られる村井俊治(東京大学名誉教授…
photo by 許方于 感想を書いているうちに長くなる。複合的で多面的で多層的に大事なことなので手短に書くことは不可能。だから仕方がない。 一昨日、小池博史の脚本・構成・演出による舞台、「Breath Triple」を体験するために、猛暑のなか、木場まで行った…
丹生都比売神社 高野山の麓の丹生都比売神社と、丹生都比売が降臨した場所とも伝えられる紀ノ川ほとりの丹生酒殿神社へ。 丹生都比売神社は、丹生酒殿神社の真南の山中に位置しているので、丹生酒殿神社は里宮で、丹生都比売神社が山宮という説もある。 丹生…
9世紀、貞観の時代、富士山の大爆発や大地震が起き、疫病も流行した。 朝廷は、863年、京都の神泉苑で御霊会を行った。御霊会は、恨みを残したまま亡くなった人々の祟りを鎮めることで、世の安寧を祈る祭だった。 京都の神泉苑は、平安時代の初期、空海が雨…