芸術
昨日の夜、小池博史さんの「火の鳥プロジェクト」の終演を受けて、その成果と未来への影響を多角的に探るという内容でシンポジウムが行われ、登壇者の一人として参加させていただいた。 こうした芸術表現における「未来への影響」という壮大なテーマ。 写真…
昨日、中野ゼロで、小池博史さん演出の「火の鳥」の舞台にどっぷりと没入してきた。 今回の作品は、小池博史さんにとって100作目。 メキシコの「走り続ける民」ことタラフマラ族の名と、文化の先端に立ちたいという願いをこめた「パパ」という言葉を合わせた…
日本の古層Vol.6 みちのく古代巡礼を、入稿しました。 現在、予約を受け付けています。 https://www.kazetabi.jp/ 日本の古層シリーズは、今年で6冊目ですが、これまでと異なる作り方になります。 判型も(縦265mm×横210mm)でこれまでの横長から、やや縦長…
">次の本作りのお手伝いをすることになるであろう特定個人向けにメールを書いていたら、その人向けというより、これまでのワークショップの参加者や、これに少しは関心がありそうな人向けかなと思って、こちらにアップすることにした。ーーー 心についての理…
LEEという雑誌(2021.11.29)より。旧白洲邸の 武相荘の取材で撮影した白洲正子さん愛用の椅子。(槙野文平作のウィンザーチェア) 数年前に他界されたのだけれど、信濃大町に、槙野文平さんという気骨ある家具職人がいて、信濃大町で開催されている原始感覚…
ワークショップの初日、今回で33回目の開催だが、一番暑かった。 天気予報で気温39度くらいになりそうだと、あらかじめわかっていたので、衝撃は受けなかったけれど、影のない場所の太陽光線は痛いほど。 体調崩して当日キャンセルの人もいたけれど、この…
早池峰山 山頂。奥宮に瀬織津媛が祀られている。 現在制作中で、今年中に刊行予定の「みちのく古代巡礼」におけるメモ。 長いメモだけれど、今回の本の核心となること。 東北の荒神は、穢れや災いを祓う力であると同時に、荒々しい自然や外敵の力をも象徴し…
とんでもない本が、私の手元にあります。 井津建郎さんの新作写真集「もののあはれ」。 https://twelve-books.com/products/mono-no-aware-by-kenro-izu?fbclid=IwY2xjawL6M8xleHRuA2FlbQIxMABicmlkETE2RWY2T2RING5yTFd3eEpPAR6DcWoWANTLJ9ZI29TECIUUES_pFNZ…
「人類がその創造的想像力を試されるのはこれからである。倫理的感受性を純化し、想像力を精錬しよう。不屈の生存意思を磨け。短期的に希望を持つな、長期的に絶望するな。」日野啓三 京都市で気温39.6度に達した酷暑の今日、日野啓三さんが使用していたキャ…
猛暑が続きますが、この夏、身も心も涼やかになれるお勧めの美術展があります。 東京オペラシティー(京王新線初台駅そぐ傍)で開催中の難波田龍起展。 まだそれほど知られていないかもしれないけれど、きっと、半世紀後くらいには、じわじわと世界的にも評価…
世田谷美術館で野町和嘉さんの写真家人生の集大成とでもいうべき写真展が始まり、内覧会に行ってきました。 あいにく猛暑が続く日々ですが、野町さんが撮ったサハラ、ナイル、サウジアラビアなどの地域は、地球上で最も暑い地域ですから、この暑い季節にこそ…
"> "> 東京と京都で交互に行なってきた31回目のワークショップセミナーを終えました。毎回土と日の二日間行うので、延べ日数では62日。フィールドワークを雨の中でやったことがない。 さすがに今回は梅雨本番の時期に設定しているから雨は覚悟していたし、…
岩樟神社(兵庫県淡路市岩屋)。 オノゴロ島の候補地、絵島の近くに鎮座する。イザナミとイザナギが産んだ不具の子とされる蛭子命を祀る。蛭子は、生まれた後に葦舟にのせて流されてしまう神であるが、伝承によると、この岩屋から蛭児命は流され、西宮神社に…
江戸時代、古事記の研究を通して、日本人の心を捉え直そうとして本居宣長が、30歳の時、桜の木を植える際に詠んだ歌。「わするなよ わがおいらくの 春迄も わかぎの桜 うへし契を」 西行は、桜の下で死にたいと詠んだが、本居宣長は、桜を、人生の拠り所にし…
空海は、「真理というものは言葉で言い表せないものだけれども、けっきょく言葉で表現して伝えようと努力するしかない」と言った。だから空海の密教は、真言密教。 密教というのは、本当は、経典の言葉では伝えられない真理への道のはずだけれど、真言密教は…
下北沢のスズナリ劇場で、小池博史さん演出の「Soul of ODYSSEY」を体感した。 これは、約2700年前に創造されたホメロス神話の「オデュッセイア」をもとにした舞台だ。 同じホメロス神話でも、約2800年前に創造された「イリアス」では、ゼウスやポセイドンな…
今年最後のワークショップセミナーが終わった。これまで24回、東京と京都で交互に規則正しく行なってきた。 この規則性が、自分にとって、とても良いリズムになった。 この期に及んで、あれこれやりたいことは、あまりない。 あちこち行きたいところは、この…
大山崎山荘美術館で開催中のアンドリューワイエス展に行った。 久しぶりにワイエスの絵画世界に触れて、若い頃のことを思いだした。 写真家のことをよく知らなかった20代の頃、その精神世界に憧れていた表現者は、作家の日野啓三さん、画家のアンドリューワ…
">(新刊の「かんながらの道」より "> 東京の写真を撮っている人は、とても多い。 そして、それらの写真を持ち上げる際に、「独自の視点で東京と切り取った!」という言葉が使われることが、とても多い。 気鋭の写真家とか、重鎮の写真家とか、なんでもいい…
10,000人の感想よりも、その人の一言が、自分の方向性を決めることがある。 私が、ずっと長い間、自分がアウトプットするものが果たしてうまくいっているかどうか、確認するための指針としている方から、このたびの「かんながらの道」に対するお言葉をいただ…
"> 恋愛において、どんなに異性にもてる人でも、自分の意中の人に振り向いてもらえないと、心の中は辛く悲しいはずで、それは、物づくりでも同じ。 100人の感想よりも、あの人の心に届くかどうかが気になるという存在がいる。 なので、新しく本ができれば、…
2018年、鬼海さんと小栗さんと一緒に、神護寺や亀岡の紅葉を楽しんだ。 "> 人生において、明確に自分の意思や計画だけで始めて、続けていることが、どれだけあるだろうか。 私の場合、何かしらの縁をきっかけにして始めて、やっているうちに天命だという気持…
">このたび発行する「かんながらの道」〜日本人の心の成り立ち〜の制作において、空海の思想を、頭の片隅に置いていました。 今日の思想世界の混迷のなかで、日本から生まれた空海の叡智を、再発見する必要があると私は思っているからです。 空海の思想の核…
「 かんながらの道〜日本人の心の成り立ち〜」の納品日が、10月26日と決まりました。 ワークショップ の日と重なってしまうので、受け取りのタイミングが問題。 それはともかく、オンラインでの販売サイトを立ち上げました。 詳しくは、次のアドレスからホー…
"> 今年中に出版するつもりで取り組んできた日本の古層Vol.5「かんながらの道」の入稿が終わった。 完成は、来週末(10月25日、26日)に行うワークショップに、ぎりぎり間に合うタイミングか。 今回は、日本人の心の成り立ちに焦点をあてて、仮名文字が日本…
伏見稲荷大社は、外国人旅行客の人気ナンバーワンの場所だそうで、連日、ものすごい人だかり。 境内には、「伏見稲荷は祈りの場です」という言葉が掲示されているが、果たして、どれだけの人が、祈るために、この場所に来ているのか? しかし、聖所というの…
連日、京都市内をピンホールカメラで撮影し続けている。 京都の観光名所に群がる人たちは、いろいろな会話をかわしながら、人とぶつからないように巧みに左右に進路を変えながら歩いていて、その場にはすごいエネルギーが渦巻いている。 私は、その場に三脚…
写真/細江英公 風の旅人39号より 「薔薇刑」、「鎌鼬」、「胡蝶の夢」、「抱擁」、「男と女」、自分の書棚にこれらの写真集が置かれている幸運な人は、今、改めて見つめ直しているかもしれない。 戦後日本の写真表現界が生んだ大きな大きな星、細江英公さん…
東京に何かしらの用事で出かける時は、必ず、ピンホールカメラと三脚を持って、用事の前後、歩き回って撮影するようにしている。 ダラダラと歩くのではなく、撮影する意思を持って歩いていると、暑い中、重い荷物を持っていても、あまり疲れを感じない。 ピ…
今思えば、東京の中に潜む古代性や懐かしさに対して、小説作品にまで昇華させていたのは日野啓三さんだった。 1970年代から80年代にかけて、日野さんは半蔵門近くに住み、深夜、皇居周辺を歩き回りながらコンクリートの冷え冷えとした感覚の向こうに、何かし…