書籍

第1091回 デジタル社会における写真集の可能性!?

「Sacred world 日本の古層 Vol.1」を発表してから1ヶ月となり、いくつかのご意見をいただいている。 https://www.kaz www.kazetabi.jp このデジタル全盛の時代に、なんでまたピンホール写真なのと違和感を抱く人もいるかもしれないが(今のところそういう…

セバスチャン・サルガドの新作「GENESIS」

セバスチャン・サルガドの新しい写真集「GENESIS」は、驚くべき写真集だ。まずはそのボリュームに圧倒される。サイズが巨大 (7.6 x 25.4 x 38.1 cm)で、517ページもあるのだが、よくもまあ、これだけのものを、この価格で販売できるものだ。日本国内向…

いのちを映す、すなわち、いのちを移す仕事

(撮影:広川泰士 蒔絵:小原好喬) 今日、NHKの番組、染織家の志村ふくみさんが出ていた。88歳という年齢が信じられない若さ、快活さ。自然の中から色を取り出す仕事に一生を賭け、自然の命を いただきながら生きている。 志村さんは、大切なものをいただ…

田口ランディの新著 サンカーラ〜この世の断片をたぐり寄せて〜

田口ランディの新著、「サンカーラ:。この本は、ほんと素晴らしい。友人だから言うのではなく、この本には、今まさに必要な言葉凝縮していると思う。 昨年の震災後、色々な言葉が社会に泡のように現れては消えていったが、この本の言葉は、そういう類のもの…

田口ランディの新作「キュア」を読む

田口ランディさんの新作「キュア」は、凄い作品だった。 言葉の力を、改めて強く認識させられた。これは、小説だが、純文学とか、エンターテイメントといったカテゴリー分けを無意味化して、田口ランディというジャンルを一つ確立しているとさえ思った。 様…