2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

真のエリート教育!?

日曜の夜、テレビで、開成とか灘など難関中学への進学率が非常に高い塾を紹介していた。その学長が、スポーツなどと等しく勉強でも英才教育を行い、将来の日本をしょって立つ「真のエリート」を育てるのだと息巻いていた。 しかし現代社会のなかで、「真のエ…

風の旅人 19号〜20号

森羅万象は、一つの生とでも言うべきダイナミズムの中で、目に見えない複雑な相互関係を通して解体と再構築を繰り返している。 人間も森羅万象の一部分だから、人間のつくり出すモノゴトは、その摂理と無縁でいられない。にもかかわらず、そのことを忘れた人…

送迎殺害事件について

このたびの幼児送迎殺人について幾つか思うところがある。 様々な有識者の意見のなかで、「二度を同じ事件を起こさないために、外国人を日本社会で孤立させないための心構えとか取り組みが必要である」といった立派で正当な意見に私は違和感を覚える。 「外…

私にとって優れた写真家とは!?

KINUさま 答えが長くなりますので、こちらに書きます。 とても難しい質問です。私に答える資格があるとは思えませんが、私が出会っている写真家のなかで、超一流だと感じる人の共通点を拾っていくしかないでしょう。 第一に、超一流の人は、他の超一流の…

不器用の味の深さ

一昨日、会社の創業20周年を祝う、ちょっとした酒宴があり、社員が一堂に会したわけだが、全体を見渡していてふと気付いたことがあった。それは、現在社内で存在感を発揮している者の多くが、入社した頃は不器用で、決して仕事ができるタイプでなかったこ…

「風の旅人」の大阪でのイベント

2006年2月17日(金)ジュンク堂書店梅田ヒルトンプラザイースト店レジ横エレベーターホールに、縦2m横4mの『風の旅人』特別展示スペースが出現します。 その初日(2月17日)19時より、写真家の野町和嘉氏をお招きして、私(佐伯)と、トークをします。野町さ…

言論の自由とは!?

今朝の朝日新聞の社説に「節度と寛容の心を持て」というご立派なタイトルで、イスラム教の預言者ムハンマドの諷刺漫画をめぐる欧州諸国とイスラム社会の対立について、下記のような記事が出ていた。 「 ・・・表現の自由を暴力で抑え込む動きを容認するわけ…

作者不詳と超一流

東京美術倶楽部(愛宕)で今日から開催されている「大いなる遺産 美の伝統展」を見に行く。美術商たちが得意分野の鑑識眼と人脈を駆使して集めた「国宝を中心とする古美術の名品」とのふれこみだが、私は、新聞に掲載されていた北宋時代の白磁と、横山大観の…

畏れと清々しさ

今日、私の家から自転車で10分ほどの写真家の石元泰博さんの自宅にお伺いする。http://www.fujifilm.co.jp/photographer/2004_03ishimoto/ 現在、準備中の「風の旅人」Vol.20(6月1日発行)と21の打ち合わせのために。 「風の旅人」は、現在発売…

「風の旅人」Vol.18発売

「風の旅人」Vol.18 HEAVEN’S WILLが発売されました。 今回の号→ http://www.kazetabi.com/ は、これまで以上にインパクトがあると書店の方にも言っていただき、全国の至るところで、「風の旅人」の専用コーナーをつくっていただき、展開し…

流儀の違い

人は、それぞれの経験の違いによって、流儀も異なる。 今日、写真プロダクションの人と、写真家?が事務所に来た。 まず、約束の時間に遅れて、お詫びの一つも無いと、ビジネスの世界に生きてきた私は、それだけで話を聞くのが厭になってしまう。でもその二…