2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

大企業の採用に関する議論について

大企業の採用方法や雇用形態に関する様々な意見を目にする。 派遣とか契約とか請負とか様々な方法を駆使して、大企業は正社員比率を下げ、人件費を少なくして、国際的な競争に勝ち残ろうと躍起になっている。 また、王子製紙をはじめ、大企業による企業買収…

単純に言いきれない「心」の問題

最近、朝日新聞などを見ていると、安倍晋三さんをすごくバックアップしているように感じられる。次期の総理として国民の半数が支持しているとか、自民党議員の7割とかが安倍さんを支持しているとかのキャッチコピーが誌面で目立っているし、今日の新聞でも…

里山という、いのちを循環させる智恵

今日、琵琶湖の近くの棚田の真ん中にある写真家の今森光彦さんのアトリエに行ってきた。 今森さんは、15年以上、この場所にアトリエを構えて、周辺の里山を撮影している。 今森さんのアトリエの建っている所は、もともと鬱蒼と生い茂る檜の林だった。それ…

「いのち」を循環させる織物

「裂織」という織物に感動した。 →http://www.sakiori.com/ 私は、もともと絨毯など手織の織物が好きで、海外での土産は、織物が多い。(織物以外では、木彫りのようなもの。その土地ならではの手作りのものに惹かれる)。 織物は、根気よく糸を織り込んでい…

「心」とか「いのち」のこと

以下、私のまったくの独断ですが・・・ 一つのモノゴトが成立する時、そこに無数のモノゴトの関係性が生じている。 そして、モノゴトとモノゴトが関係する時、そこに、引きつけ合ったり反発したり、微妙な力加減でエネルギーが生じている。 そのデリケートな…

人生観と生活感覚と靖国問題

「国の為に戦って亡くなった人を弔うのが、なぜ悪いのでしょう」と、靖国神社に関するテレビの討論番組で麻生外務大臣が話していた。テレビの世論調査でも、首相の靖国参拝に対して半数近い人が賛成し、特に20代、30代の人で賛成する比率が高かったのに…

自己滅却の表現

「風の旅人」のように写真を多く掲載する雑誌は、今日あまりないので、写真家からの売り込みは多い。それじたいは特に問題ではないが、不愉快な売り込みがあると、テンションが下がる。 「風の旅人」を本屋で立ち読みしたり、友達に少し見せてもらっただけで…

リスクと管理と野生の喜び

浅間山の麓の森の中でキャンプをする。熊が出没中という立て看板が至る所にあった。 昔は、バイクや4WDでキャンプをよくやったが、二人の小さな子供を連れてキャンプをしたのは初めてだった。 子供たちは、テントに泊まるのが楽しみで、10日くらい前か…

世界のつながり

「世界はつながっている」という言葉は、私も時々使うし、様々なところでよく耳にする。 「みんな仲良くしなくてはならない」という学校教育もそうだし、昨今のグローバルスタンダードというやつもそうだ。 でも、どうなんだろうか。「意識してみんなで手を…

生命力の基本

100歳で1人暮らしのお婆さんがいる。このお婆さんは、足が不自由だから、外出する時は、車椅子を使う。家の中にいる時は、床を這って進む。そして、自分で料理をつくり、洗い物もする。介護ヘルパーが週に二度ほど入るが、自分でできることは自分でやる…

理性と感性の融合

数日前、このブログで科学に関する対話を行ったアクエリアンさんと、その後、アクエリアンさんのブログで対話を行っていた。 1.科学について対話のために http://aquarian.cocolog-nifty.com/masaqua/2006/07/post_5080.html 2.無邪気で無難な科学者? h…