2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

 第939回 生命は、瘤だらけ。

日々、当たり前のように生きているけれど、生きて存在していること自体が、いったいどういうことなんだろうと不思議でならない。生命のこの精巧さ、強靱さ、脆弱さ。生命がこのように存在させられているのは、一体どういう理由があるのだろうか。 ダーウィン…

第938回 アナログの魅力

昨日、ブログで書いたことを少し矛盾しているが、今日、溝の口で写真家の鬼海弘雄さんと会った時に、アナログの魅力についての話しになった。 google play musicやアマゾンのプライムビデオで、音楽や映像その他が見放題、聞き放題になることで、中途半端な…

 第937回 情報と人間の関係が変わる時

Google play musicとかアマゾンのプライムビデオで、音楽や映画などは定額で色々楽しむことができて、そして、さすがに今のところは書籍の定額読み放題はないけれど、アマゾンのオーディブルで、書物の朗読ならば月1500円で聞き放題というサービスがある。 A…

第936回 歳月の中で積み重ねられてきたもの

写真家が、何十年もかけて撮り続けてきた写真の作品集を、数年に1度ずつくらいの頻度で発行したいと考えています。 デジタルコンテンツ全盛の時代、簡便な方法で作ってすぐに消費される情報ではなく、歳月の中で積み重ねられてきたものから滲み出る何かに、…

第935回 人を安心させる懐の深さ 

東京の築地に「ふげん社」という、とても個性的な品揃えの本屋&ギャラリーがあります。昨年の10月、この場所で、水越武さんの写真展に合わせてトークショーを行った時、書棚の品揃えに、思わず「私の好み!!」と唸りました。姜信子さんや管啓次郎さんと…

第934回 鬼海弘雄さんの写真が誘うところ

昨日、鬼海弘雄さんの新作写真集「TOKYO VIEW」、印刷会社に校正紙を戻しました。 鬼海さんの口からも、「納得のいくものになってきた、出来上がりが楽しみ」、という言葉が、ようやく出ました。 この写真集に収められている東京の写真は、1970代の前半…

第933回 鬼海弘雄さんが、30年も撮り続けたストリート写真の決定版。

鬼海弘雄さんのストリート写真集の決定版の完成は、まもなくです。 鬼海弘雄さんが、30年以上もかけて、ハッセルブラッドカメラで一枚一枚、丁寧に撮り続けてきた東京の街角の写真。 カメラさえ持っていれば、街中を歩きながら興味深そうなシーンに焦点を…