2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

WANDERING LIFE

写真 ジョエル・マイヤーウィッツ(9.11テロの後)→ 『風の旅人』第27号、”WANDERING LIFE ”が、8/1より書店に出ます。 http://www.kazetabi.com/ 私たちの生きる宇宙は一定の状態に留まることなく混沌と変化し続けますから、人間にか…

身体感覚としての故郷

関西方面への出張で、少し足を伸ばし、私の故郷である明石に行き、小学校と中学校で一緒だった友人の車で、魚の棚センター、明石公園、小学校、中学校、高校、昔住んでいた家、毎日のように泳いでいた松江海水浴場を訪れ、ほぼ30年ぶりに小学校時代の恩師…

巨大な金額の端数を甘い汁にする輩

廃止・売却の年金施設、1兆円が回収不能に ↓ http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070724it01.htm 厚生年金と国民年金の保険料計約1兆4000億円を投じて建設されながら、廃止・売却が決まった年金福祉施設計412物件の資産価値が約2000億円…

損保やNHKの問題とわたしの考え

保険会社が保険料を過大に徴収している問題が、私のところにも降りかかってきた。 家のローンを組む時、強制的に火災保険に入らなければならないのだが、現時点で保険会社に登録されている保険金額の方が、契約時から私が持っている保険証券よりも高くなって…

仕事の”間合い”

今日、夕食を食べながら、一人の女性を取材した。 老人ホームで働く人だ。彼女は、最初、この取材を断ったけれど、周りに説得されて受けることにした。 彼女は、高校までバレーボールでセッターをやっていた。彼女曰く、自分はセッターの役割に合っていると…

偶然と必然

昨日、神保町で食事をしながら、一人の女性をインタビューした。 彼女は、オリジナルのステンドグラスを制作しており、谷中に工房と店を持っている。 若い時は、頭を真っ赤に染めて、尖らせ、刺青をしたパンク少女だったと言うが、今はその面影は全くない。 …

自分に足らないものを、どう補うか。

ビジネスという言葉を聞くと、昨今のITブームのように、他人より早く目新しいものを見つけてくるという印象があるが、そればかりではない。 大儲けすることがビジネスの目的ではなく、収入より支出が多くならないシステムを自分でつくり出し、活動をしなが…

愛という言葉の錯覚

国とか人とか子供とか物などを人は愛すると言うが、対象を愛していると自分で思っている時の本当の理由は、多くの場合、その存在が無くては自分が不便になるとか、不安になるとか、寂しくなるという自分サイドに原因があるのではないだろうか? 本当は自分サ…

文化の供給過剰と価値基軸の喪失

7/5と6にエントリーした新聞社の件について、もう少し、私の考えを述べたい。 このエントリーを読んだ人は、 「大手の新聞社が大金を受け取ってそれを記事になどしたら、新聞としての社会的信頼を失ってすぐに新聞として成り立たなくなる。だから、そん…

基本について

数日前、武術家の甲野善紀さんと精神科医の名越康文さんと会って話しをしている時、ものごとの“基本”についての話しとなり、思考や行動などにおいて“基本”をつくることの大切さと、それにとらわれることの問題という話しが出た。 甲野さんの場合、武術での基…

ちょっとおっかないけれど、昨日のエントリーの続き

昨日のエントリーを、もう少し詳しく説明したい。 5年前の時は、数ヶ月前から、その新聞社がシンポジウムの開催と新聞での紹介を約束していたが、その経費を誰が負担するかという話しにはなっていなかった。 しかし、新聞社が”文化”の紹介を引き受けてくれ…

既存メディアに寄りかからないコミュニケーション

今朝、上智大学に行き、相談を受けた。 カンボジアのアンコールワット遺跡の地中から出てきた膨大な数の仏像のことだ。 http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2238698/1688217 仏像は日本率いる調査団が2001年にアンコールワット(Angkor…

実状と言葉の乖離・断絶

チベットに添乗に行く社員が、出発前にツアー客に電話をしている。 「中国は、国家体制が社会主義なため接客などのサービスが行き届いていないことが多く、現地で何かとご不便かけることがありますが、予めご了承ください・・・」 現地の事情を知らないツア…

総合であり、本質であり、流動であり、ポジティブであること。

写真でも何でも、一つのことを追求して、どんどん掘り下げていく人を見ると、とてもかなわないなあと思う。自分には、そこまでの情熱はないなあと思う。そこまで一つのことが好きで好きでたまらないという風に、自分にはなれない。 しかし、一つのことに集中…