SURVIVE−いのちの興 進行スケジュール (予約受付中)





 3月27日(土曜日)に開催するイベントのスケジュールが下記のように決まりました。



 ご参加希望の方は、shuppan@eurasia.co.jp

 まで、お名前と、電話番号と、参加人数をお知らせください。

(入場料 5000円 来場者には、風の旅人を一冊プレゼント。25号〜37号)






SURVIVE― いのちの興―

日時327日(土) 開催場所:スーパー・デラックス六本木 



地図http://www.super-deluxe.com/map/

<制作>雑誌「風の旅人」、MAGIC ROOM??? 

表現者

坂田 明→、http://  

白井さち子+あらた真生(パパ・タラフマラ)→、http://

細江英公→、http://



田口ランディhttp://

だるま商店→http://

巻上公一http:/

松井敬治→http://



荻野NAO之 八木清、JINMOCOLO  (BetaLand) + 薬師丸郁夫 + YAMACHANG Shhhhh..... (SUNHOUSE)、高田冬彦、 IKAREASIANMODULATION20TN!)、ひさつねあゆみ、荒井伸一他、








<進行スケジュール>(予定)

 開場 18:00

開演 18:20 

オープニング映像+音楽作品 『春本・浮世絵うつし』 映像/細江英公 音楽/松井敬治

 18:30〜19:30  音楽&パフォーマンス  演奏/坂田明 舞踏/白井さち子+あらた真生

19:3020:00 懇親会

 20:00〜20:45  映像+朗読(般若心経)  朗読/田口ランディ 音楽/巻上公一 映像/森永純

20:45 21:45     懇親会  

 映像+音楽/細江英公 荻野NAO之 八木清)

 21:45〜     アートライブ    だるま商店+松井敬治『いのちの興』

 22:30〜03:00  アートライブ    MAGIC ROOM

JINMOCOLO  (BetaLand) + 薬師丸郁夫 + YAMACHANG Shhhhh..... (SUNHOUSE)、高田冬彦、
IKAREASIANMODULATION
20TN!)、ひさつねあゆみ、荒井伸一他




基本理念―

現在を生きることは美をその場で即座に知覚することであり、その美から快楽を求めることなくそれによって与えられる大きな歓びを見出すことである。

――――ジッドゥ・クリシュナムルティ

 

[SURVIVE−いのちの興]は、東京都が主催する「六本木アートナイト」と同じタイミングで、六本木ヒルズの脇の地下の時空で行われる、“表現”を紐帯にしながら“いのち”の歓びを取り戻す試みです。

 
六本木アートナイト」が、「生活の中でアートを楽しむ新しいライフスタイルを提案する」という、これまでの消費社会のベクトル上にある快楽の一要素とし
てアートを位置付けているのに対し、このイベントは、“いのち”のリアリティを取り戻していく大きな歓びによって、一人ひとりのライフスタイルを再構築す
るきっかけを僅かでも出現させることを目指しています。

コンセプチュアリズムでもなくハプニングでもなく、「現代アート」でもない。展示、ダンス、音楽、ジャンルを超えた、現代の前衛を演目とすることを目的とします。

 
表現する者と鑑賞する者、情報・知識を発信する者と受信する者という垣根は無化され、場そのものの力が、人の“いのち”を活性化させ、さらにその“いの
ち”は、電流のように人から人へと伝播する。そして、そこに生まれる大きな波動によって触発や創発が活発に発生し、一人ひとりの中に、無数の新たな波が生
じる。

 波打ち、揺れ動く世界のなかで、社会の官僚的枠組みに安住できない生身の身体と心を持った人間と出会うことや、強くて美しい表現と出会うことの歓びが、社会にはびこるカタログ的消費文化や、頭でっかちな知的自慰行為の空しさを、鮮明に浮かび上がらせるでしょう。









前衛精神はどこに?



「前」も「後ろ」もないと信じられてれる現代において、前衛主義というイズムは死を宣告された。しか
し、前衛精神も同時に死んだのか?「リアル」が漂流する所謂ポストモダン時代においては一見そうだ。シニカルな知性主義、どん欲な消費社会、すべてを回収
するかの市場システム。地上は魑魅魍魎が占拠する。しかし、耳を研ぎすまし、気配を肌感すれば、前衛精神の息遣いに気づく。日常を生きても出くわさない。
なぜなら、前衛精神は洞窟に深く潜っているからだ。権力、記号、制度、暴力、そして芸術との戦いを経て、前衛精神は深化する。深みに達する数少ない表現者
は一つの美しい場を作り、暗いなかで、お互いの肉体を刺激しあう。眼だけで見ることはない。汗が染み、臭いが触発し、鼓動を聞き、皮膚を感じる。ここには
圧倒的な生命のリアリティが在る。

 安住の地か?



一つの洞窟のなかのリアリティはそこで完結するのか?この安住の地においても、問い続けることは可能
か?さらに深く、さらなるリアリティを追い求め。さらに?ここで、必然の問いが生成しないか。「他の洞窟はどうなっているのだ」、と。前衛精神は、同士た
ちの皮膚と共振する。洞窟はたくさんある!ここに一つの道筋はないか。繋がるか。しかし、深化したもの同士は、安易には接することはないかもしれない。深
化のプロセスは過酷かつユニークであり、簡単なコミュニケーションは許されないかもしれない。

 「新たな問い」の価値はあるのか?



ここで、あえて他の洞窟の人たちと共に「新たな問い」を追求することは無駄か?20世紀の凄惨さを染み
込ませ、どん欲な市場システムと共存し、虚無主義と戦った「身体」のみが分かる、その現代において。洞窟同士を共振させることは、さらに深い、矛盾に満ち
た異界を生み出すかもしれない。そこで起こりえる、リアリティとリアリティのスパーク。この行為に予定調和はない。知性に基づく行為と鋭利な身体。自身と
他者への信頼。インプロビゼーションに身を委ね、新たな矛盾を昇華する。その可能性。

 3月27日



六本木という東京の異界において、行為を促す磁場を作る。はびこるシニシズムや消費されてしまう「芸
術」を鮮烈な存在で凌駕する。この異界に来る人々との瞬間の関係性は何物にも回収されることはない。深化を体感したことがなく、「リアル」が漂流した時代
に育った人々が、このスパークに何を感じるか?新たな問いを欲望するか?真の前衛精神は薄っぺらい「リアル」を感電死させるだろう。華々しく崩れた楼閣か
ら新たな身体が生まれるだろう。