2012-01-01から1年間の記事一覧

この国の大人社会は、ここまで腐ってしまったのか。(続)

【岡田克也副総理は3日の記者会見で、国家公務員の2013年度新規採用の56%削減(09年度比)決定を受け、平均勤続年数を勤めたと仮定すれば、歳出削減効果は1兆1000億円に上るとの試算を示した。国家公務員の総定員数削減に引き続き取り組む考…

この国の大人社会は、ここまで腐ってしまったのか。

この国の大人社会は、ここまで腐ってしまったのかと思わざるを得ない。 http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220403027.html 消費税の増税を通す為に、行政改革を行って国民の納得を得なければならず、その策として出された国家公務員の人権費の削…

終わらせるという始め方

パパタラフマラのファイナル公演、白雪姫を見てきた。満員だった。去年見たときと随分と内容が変わっていたけど、面白かった。二つ横の席で、小さな子供が見ていたけど、一緒にゲラゲラ笑った。明日が最終日だ。これが最後だと思うと感慨深いなあ。でも30…

別の旅を始めることの必要

表参道HILLでやっている写真ブックフェアに行こうと思ったけれど、風がきつくて花粉も飛び回っているだろうから、家で、静かに音楽でも聞きながら、本を読む事にした。 今後の参考にという気持ちもあるので様々な写真本が集まったイベントに行っておくべきか…

電子書籍をめぐる国家と大手出版社の思惑

今朝の朝日新聞の第一面に、電子書籍を国が後押しするために、総額150億円を出資するという記事があった。 http://www.asahi.com/business/update/0329/TKY201203280905.html しかし、その投資先は、なんと出版デジタル機構。講談社、小学館、集英社の大…

現状を変えていくプロの力

http://www.nhk.or.jp/tsuiseki/shinsou_top/20120321.html 昨夜、NHKの特集で「プロ農家は農業を変えられるのか」というドキュメント番組があった。 「値段は高くても、品質さえ良ければ必ず売れる−この信念の元、年商7億円をたたき出す茨城県つくば市の産…

理想への人生を費やした賭け

「まだスペインでは、全ワイン消費のうちオーガニックワインが占める割合は、たったの0.1%です。そのような状況の中、敢てオーガニックワインの生産にこだわることは、生活の為のワイン造りを超えた、ある理想への人生を費やした賭けでもあります。」 どん…

古いグーグルと、新しいグーグル

新しいものは、常にいいものとは限らない。電気製品やインターネット関連のサービスといった最新の技術を売り物にするジャンルであれ、そういうことがある。たとえばデジタルコンパクトカメラの分野において、キャノンのPowerShot G10という商品があったが、…

よくわからない震災地の瓦礫処理のこと!?

(宮城県南三陸町志津川) 昨年の3月11日以降、3月、5月、7月、8月、10月、1月と、六度にわたり、気仙沼、石巻、南三陸町、閖上、女川など津波の被害の大きかった地域を取材してまわり、8月くらいから、瓦礫が海岸線に高く積み上げられているのを…

自殺社会と、高齢社会

自殺者が、14年連続で3万人を超えている。昨年の震災の犠牲者の倍以上の人が、14年連続で自殺している。毎日90人も自殺しているけど、今日自殺した人に関するニュースは、タレントを除いて、まったくといっていいほど報じられない。http://mainichi.j…

海外に流出した日本の傑作とアイデンティティ

東京国立博物館140年周年 特別展「ボストン美術館 日本美術の至宝」が、3月20日から始まる。http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1416 まだ展覧会に足を運んでいないけれど、ホームページに紹介されている作品を見るだけで、なんだか…

メディア芸術祭?!

文化庁主催のメディア芸術祭の部門会議に出席してきた。大きなテーマとして、「地域活性と10年後のメディア芸術」ということで、そのうち「新しい才能を社会につなげる」という趣旨の話し合いの筈だったが、一部を除いて全般的な話の内容が、どうにも古い…

フェニキア文字革命と、源氏物語 〜「あちら」と「こちら」の境

建国記念日が、土曜日ということもあって祝日という意識すら持たずに過ぎてしまったが、日本の歴史については、大した知識はなくても、自分の根元に関わることだからいつも気にしてはいる。 過去のイメージや解釈は現代の思考や価値観を通して作られている。…

宮城県牡鹿半島で感じた、新しい気配

(写真/宮城県女川町) 宮城県の石巻市から、牡鹿半島、女川一帯をめぐって戻って来た。 瓦礫は撤去され、広大な真空地帯が、あちらこちらにできている。 石巻市は範囲が広く、地域によって状況はまるで異なる。津波が直撃した海岸部は、造成地のように空っ…

「島〜Islandと、哀切と痛切

本日1月13日(金)〜15日(日)まで、パパ・タラフマラのファイナル公演の第二弾「島〜Island」が始まる。 http://pappa-tara.com/fes/shima.html 私は、明日の14日、18:00からの上映の後、30年間、パパ・タラフマラの舞台を創造してきた小池…

日本の写真の力を、ウェブ空間を通して世界に発信していきたい。

2年連続で高野山にこもって年越しをした。昨年の年始の高野山は、地元の人も驚くほどの大雪で壮絶なまでの美しさのなかに危うさが立ち込め、いてもたってもいられなくなり、高野山から下山してすぐに「空即是色」というテーマで風の旅人の第43号を作り始…

出逢いと献身の写真表現

風の旅人26号で紹介した写真家の古賀絵里子さんの初写真集が刊行された。 「浅草善哉」というタイトルだ。それに合わせて、写真展が広尾のエモンフォトギャラリーで開催される。(1月20日〜2月20日) 「浅草善哉」の写真は、古賀さんが2003年に出逢…